2012年第4回枚方市議会定例会

12月議会が、2012年12月7日~21日が開かれました。
○障害者自立支援費や国民健康保険特別会計への繰出金などを含む総額約24億円の2012年度一般会計と、国民健康保険など3特別会計、水道事業など3企業会計の補正予算案が可決。
○条例案件は地方分権一括法により改めて市で条例化するものも含み17件。
・暴力団の影響を排除する枚方市暴力団排除条例(4月1日施行)
・枚方市立小倉保育所の民営化に伴い枚方市児童福祉施設条例の一部改正(4月1日施行)
・市民以外の使用者及び火葬される者の場合の火葬施設使用料を改定する枚方市火葬上条例の一部改正(4月1日施行)
・公共下水道の使用料の額と水道料金に係る用途の区分を変更するとともに水道料金の額を改定する枚方市下水道条例及び枚方市水道事業給水条例の一部改正(10月1日施行)⇒建設常任委員会に付託し可決。
○サプリ村野や伊加賀スポーツセンター体育館他改修工事請負変更など契約締結案件3件。
○枚方市火葬場と枚方市自転車駐車場の各指定管理者の指定案件2件。
○人事案件2件・・・等

一般会計補正予算案件については、色々質問が出ました。
債務負担行為の補正で、共同調理場建設用地の用地測量委託について、選択制の給食共同調理場建設の為なら、本来全員喫食であるべきなので補正予算案件に反対された議員もいました。反対ということは、共同調理場建設そのものに反対したことになると思うのですが、中学校給食はいらない、ということなのでしょうか。また、補正予算には賛成するが、要望として、全員喫食対応できる調理場建設を求めた会派もありました。とりあえず中学校給食実施に向けて少し前進しましたね!!

久しぶりに意見書を民主党会派から一件提出し、全会一致で採択されました。「未婚のひとり親世帯にも寡婦(寡夫)控除の適用を求める意見書」です。9月議会で一般質問をおこなった内容を、税制改正の要望として、今回意見書としました。

議会改革特別委員会からの中間報告も行われました。

一般質問
12月議会では、次の2問ではありましたが、全体の22番目に一般質問に立ちました。

大阪広域水道企業団と大阪市の水道事業の統合について
企業団と大阪市水道局との統合問題について触れました。課題を解消し、将来的には「府域一水道」は確認されているわけですが、大阪市長が、大阪市が統合にするにあたって、他の42市町村も水道資産を差し出し、府域一水道を期限付きで進めるべきとの発言が唐突に出され、それに対しての枚方市としてどう考えるのかを問いました。
回答は、各市町村それぞれ水道事業の歴史があり、内容が異なるわけですから、慎重に協議し、枚方市民にとって負担増とならないように調整していくということでした。

ひとり暮らしの高齢者に係る施策について
高齢者の孤立や孤独死は身近な社会問題となっています、市での対応策を確認しました。
回答は、独居高齢者に対しての緊急通報装置の貸与や定期電話連絡など、様々な取組が行われている中、2012年度から「高齢者見守り110番」として、高齢者宅に配達などで訪問する郵便局や新聞配達などの宅配業者、コンビニエンスストアや銀行等に協力してもらい、訪問や来店の際に何らかの異変に気付いた場合、高齢者サポートセンターに通報してもらうネットワークづくりを進めているということです。9月末現在で協力事業者は335に達していて、さらに充実に努めるとのことでした。

枚方市議会議員 野村いくよ