2017年6月定例月議会②

19日~22日の4日間は一般質問。
正副議長を除いた30人が全員一般質問を行いました。
私は、21日・23番目に質問しました。

一般質問内容

1.教職員の長時間労働について

枚方市は、出退勤システムを採用しています。
Q 文科省が公表した「2016年度の公立小中学校教員の勤務実態調査の速報値」にかかわって、枚方市の教職員の勤務実態の現状は。長時間労働是正にどうとりくむのか。
A 各学校園において時間外勤務の縮減に向け、会議や行事の精選及び教職員の意識改革に努め、教職員の働き方改革を進めていきたい。長時間労働の原因を教育委員会・管理職が分析し、対策を講ずる。教育委員会自ら及び管理職のリーダーシップの下で業務削減の実行を要望。

2.LGBT(性の多様性)に対するとりくみについて

Q 「性の多様性への理解促進に向けた施策の推進」とは。
A 講演・展示・映画会の開催などで、より多くの市民に性の多様性を知ってもらう機会を設ける。
・市職員・教職員に対しても研修が開催され、さらに研修の充実。学校現場でのとりくみ例を示し、「見えにくい人権の課題をみえる形」でとりくむことを要望。

3.ひとり親家庭支援について

子ども総合相談センターにひとり親家庭の相談窓口も設置されています。3月に作成した「ステップファミリー応援冊子」がおとな編と子ども編に分かれている経緯を尋ね、子ども編の作成が子どもの気持ちに焦点を当て、子どもの気持ちを大切にしていることを確認しました。「子どもの人権・子どもの最善の利益が尊重されるまちづくり」を目標にしているのだから、条例の制定を要望。

4.障害者グループホームへのスプリンクラー設置について

昨年12月定例月議会で大阪市の特例基準の適用の可否を質問し、最終枚方寝屋川消防組合の判断となるので、枚方市としての取組状況を尋ね、市としての責任を果たすよう要望。

5.保育所待機児童等の課題について

兵庫県姫路市の私立の認定こども園で、ずさんな運営により認定を取り消された事例を挙げ、質の確保についての確認をし、認可外保育施設は、待機児童の受け皿になっているので、何らかの支援を要望しました。認可施設による保育を基本と考えているので、という厳しい回答でした。認可であっても認可外であっても、子どもたちの安心・安全の生活確保のために市としての責任を果たすことを要望しました。

※LGBTとは、L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシャル)T(トランスジェンダー)の頭文字からつくられた頭字語。性のあり方は多様であるため「性の多様性」とも表現しました。
※ステップファミリーとは、再婚や事実婚により、血縁のない親子関係や兄弟姉妹関係を含んだ家族形態。

以上