2014年第2回枚方市議会定例会

6月12日~26日 枚方市議会6月議会が開会されました。

上程された案件

  • 報告案件13件:外郭団体等の経営状況の報告や繰越計算書について など
  • 条例案件7件:「枚方市税条例の一部改正について」「市立枚方市民病院事業の使用料及び手数料条例の一部改正について」「枚方市附属機関条例の一部改正について」など
  • 契約締結案件5件:「(仮称)東部スポーツ公園第1期造成工事請負変更契約締結について」「枚方市学習環境整備PFI事業に係る事業変更契約締結について」など
  • 市道の認定
  • 人事案件2件
  • 2014(平成26)年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)
  • 諮問第1号「行政財産の使用許可に係る異議申立てについて」総務常任委員会に付託⇒異議申し立てを棄却することが適当
  • 請願第5号「子どもの権利保障を最優先した『子ども・子育て新制度』の具体化を求める請願」厚生常任委員会に付託⇒不採択

以上 原案通り可決

委員会付託になると、請願に係る内容の一般質問ができなくなります。
今会議においては「子ども・子育て支援新制度」についての一般質問ができなくなったということです。
2015年4月から施行される新制度、現在、枚方市子ども・子育て支援事業計画の策定を進めているところです。
そういう時期だから、どうしても尋ねたいことや意見・要望したいことがあると思うのですが…残念でした。

19日(木)2番目 野村いくよの一般質問

19日~24日は一般質問となります。26人の議員が質問をされます。
民主クラブの中で、1番目の質問者になりました。
全体でも2番目です。一人の持ち時間は30分が基本です。
我が会派は、議長を含めて2人一般質問を行わないので、一人の持ち時間は増えます。

1.医療通訳士登録派遣制度について

医療通訳士登録派遣制度創設に向けての進捗状況を伺いました。
本年1~3月、医療通訳士養成講座を開催し、修了された受講生の皆さんの熱意と得た知識や技術が活かされ、活躍できる場の創設に向けて着実に進めることを要望しました。

2.高齢者施策について

1)介護保険制度について
18日成立した「地域医療・介護推進法」では、要介護度が低い人向けサービスの一部が、全国一律の介護保険サービスから、市町村が実施主体の事業に移ることになります。サービスの質や担い手はきちんとできるのか、懸念する声が多いので、市の見解と、懸念を払拭させる取り組みを要望しました。

2)認知症サポーターの養成について
認知症サポーターの養成の現状を聞き、フォローアップ研修や、養成講座に、高齢者と接する機会の多い事業所で働く人に、積極的に養成講座を受けるように働きかけることを要望しました。

3.ひとり親家庭支援の充実について

ひとり親家庭支援の一環として、今年度厚労省が新たに始めたことを尋ね、以前から要望し続けている「寡婦(夫)控除のみなし適用」を保育所保育料算定に当たって優先して行うことをさらに要望しました。ほんの少し答弁が前向きになっていましたよ!

4.子育て支援の充実について

インターネットで見つけたベビーシッターに男の子を預けて亡くした事件から、24時間対応の認可夜間保育所の例を出し、多種多様な働き方をしている保護者のニーズに応える必要性を強調。多様な保育事業の充実や、すべての子どもの権利を守り育てる環境づくり、子どもの安心・安全が確保される子育ち・子育て支援施策を強く要望しました。

5.「枚方市いじめ防止基本方針」と一人ひとりを大切にする教育について

「いじめは重大な人権侵害事象である」という共通認識の下で、人権教育の推進、人権教育の推進にあたっての教職員研修について確認をし、子どもの権利条約の理念に基づき、子どもの権利を尊重し、一人ひとりを大切にする教育、違いを認め合い、多様性が多様なまま受け入れられ豊かな人間関係づくりを要望。同時に、現在3年生まで実施されている枚方市少人数学級充実事業(35人学級)を4年生まで拡大し、一人ひとりの子どもへのきめ細やかな対応ができる教育環境づくりを要望しました。

以上

枚方市議会議員 野村いくよ