2015年第1回枚方市議会定例会

2015年第1回枚方市議会定例会(3月議会)が、3月4日~16日の会期日程で開会されました。

私たちにとって、今任期の最後の議会となりました。本来、市長の市政運営方針で始まる3月議会となりますが、市長も9月に改選を迎えることになるとともに、4月は、市議会議員の改選となりますので、今定例会は、2015年度骨格予算が提案され、その予算案について、各会派代表が質疑を行いました。
枚方市の2015年度予算は…
収入としては、市税は対前年度比4億円増の550億円。また、保育所の民営化や幼稚園の閉園、事務事業の見直し等により10億円の財源を新たに確保、等。
一般会計当初予算額 1266億円(対前年度比41億円・3.3%増)

おもな内容

  • 京阪本線連続立体交差事業の推進:24億円(2028年完成予定)
  • 2016年度の中学校給食実施に向け、新たな学校給食共同調理場の整備:28億円
  • 少人数学級編制の拡充(4年生に拡大):1億円
  • 総合文化施設の設計に着手:1億円(2019年完成予定)
  • 更なる安全・安心のまちづくりをめざし、浸水対策の推進:16億円(下水道事業会計)

特別会計・企業会計含めて当初予算額計 2591億円(対前年度比62億円・2.5%増)

3月議会提出議案(2015年度予算案件以外)
2014年度補正予算案件8件(一般・特別・事業会計)
条例案件15件

〇枚方市附属機関条例の一部改正について
新教育委員会制度が、2015年4月に施行され、教育振興基本計画を定めることになります。そのための枚方市教育振興計画策定審議会を設置するため。
⇒質問を行いました!
教育委員会制度が改定されても、教育振興基本計画の策定は努力義務であり、枚方市として教育振興基本計画策定への経過を聞き、教育委員会と市長部局の関係がこれまでと何ら変わることのないことを確認しました。

〇職員の定年等に関する条例及び職員の再任用に関する条例の一部改正について
定年退職日及び再任用職員の任期の末日を見直すため。定年退職日を年度末に、再任用職員を半期末に。

〇枚方市立留守家庭児童会室条例の一部改正について
開室時間を変更するとともに、入室することができる児童の範囲を拡大するため。(春季・夏季・冬季休暇時の開室時間を午前8時から。2017年度から、入室児童対象を段階的に小学5・6年生に拡大)

〇枚方市社会福祉審議会条例の一部改正について
枚方市社会福祉審議会に子ども・子育て専門部会を設置するため。

〇枚方市自転車等の放置防止に関する条例の一部改正について
枚方市駅北口機械式自転車駐車場を新設するため。

〇枚方市立幼稚園条例の一部改正について
利用者負担額を変更するとともに、証紙による収入の方法を設けるため。

〇枚方市介護保険条例の一部改正について
保険料率を改定するとともに、介護予防・日常生活支援総合事業の開始日等を定めるため。⇒厚生常任委員会に付託(結果可決)
等、他8件

請願が3件提出されました。
請願12・13号「図書館及び生涯学市民センターへの指定管理者制度導入に関する請願」総務常任委員会及び文教常任委員会で審査されました。⇒結果不採択
請願14号「国保料、介護保険料の引き下げを求める請願」
請願15号「公費による低所得者の介護保険料軽減措置を国に求める請願」
14・15号は厚生常任委員会で審査しました。⇒結果不採択

最終日16日に追加議案6件

〇枚方市職員給与条例及び枚方市職員の退職手当に関する条例の一部改正について
職員の給料月額及び退職手当の調整額を改定するため

〇枚方市子どもの医療費の助成に関する条例の一部改正について
医療費助成の対象範囲を拡大するため。入院・通院とも15歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子ども。本年12月1日施行。

〇枚方市国民健康保険条例の一部改正について
基礎賦課限度額を引き上げるとともに、保険料の減額の基準となる所得の額を引き上げるため。
他2件

〇枚方市議会会議規則の一部改正について(通年議会の実施に伴い、所要の事項について定める)

提出議案はすべて可決されました。

久しぶりに意見書を民主クラブから提出しました。
「子育て支援の拡充を求める意見書」は可決されましたが、「一括交付金制度の復活を求める意見書」「雇用の維持と拡大、中小企業の育成と発展に資する税制の確立を求める意見書」は否決されました。
「法整備を含むヘイトスピーチ対策の強化を求める意見書」が全会一致で可決されました。最近大きな話題となっているヘイトスピーチ、排外主義や人権侵害であり許されるものではありません。表現の自由の範疇にあるものではないと思っています。
他3件意見書が可決。