今年は、8月末に枚方市長選が行われたので、9月29日~10月20日の会期で例年よりも遅くなりました。
初日には、竹内市長2期目のスタートということで、所信表明があり、それについて、各会派から代表質問が3日間にわたり行われました。
我が民主クラブからは、現代表の三島議員が質問に立ちました。
市長の所信表明は、市政運営の基本的な考え方とまちづくりの基本方向が述べられ、「自治都市・枚方」の実現に向けて~平成23年度以降の主要施策~7つの政策分野について述べられました。広報11月号に全文が掲載されています。
代表質問は、会派内の様々な意見を集約されての質問となりますし、元々所信表明に関することなので、多岐にわたることとなりました。会派の基本態度(市政運営に基本的に協力)、竹内市政1期目の評価(1期目の所信表明の約束は、ほぼ達成したものと判断)を踏まえて行われました。
要望していたことが実現!来年度4月から小学3年生で「35人学級」を市独自で実施!! (質疑で確認することができました。)
提出された議案は…
1.報告案件(7件)
外郭団体の経営状況・基金の運用状況・損害賠償について 等
2.認定案件(12件)
平成22年度大阪府枚方市一般会計・特別会計の歳入歳出決算の認定について
平成22年度大阪府枚方市企業会計決算の認定について⇒決算特別委員会に付託
3.補正予算案件(5件)
地域子育て支援拠点整備事業経費(教育文化センター内に、村野サプリにある地域子育て支援拠点事業のための場所を設置) 等
4.条例案件(9件)
市長等の給与に関する特別措置条例(減額措置を継続する)
枚方市事務分掌条例の一部改正について(行政改革部を設置)
枚方市児童福祉施設条例の一部改正について(枚方市立蹉跎保育所を廃止 23年4月)
5.財産取得案件(2件)
発電機の取得・図書盗難防止装置の取得 について
6.指定管理者の指定案件(8件)
7.人事案件(2件)
副市長(梅崎さん)の選任の同意について
人権擁護委員3人について
すべて可決されました。
文教常任委員会
6月に受理され、文教常任委員会に付託された請願「中学校給食の早期実現に関する請願」ですが、10月17日(月)に常任委員会を開き、審査いたしました。
中学校給食の実施については、請願が提出(6月13日)される前に、竹内市長は、議会に対し、大阪府の中学校給食導入促進補助制度創設を機に、その制度を利用することによって中学校給食導入の検討を行うことを表明され、今議会の所信表明においても、食育の観点からも中学校給食実施を述べられています。
請願の願意は満たされているのにもかかわらず、請願の取り下げをされませんでした。
中学校給食実施に伴っては、イニシャルコストは、大阪府の補助制度を利用できますが、ランニングコストについては補助制度がありません。そのランニングコストが試算では、年間5~6億円かかるといわれています。今年2月に実施されました児童・生徒のアンケートでは、中学校給食について反対が賛成を上回っています。
中学校給食そのものについてはもちろん否定するものではありませんが、現時点で「早期実現」という点については、多額の費用が生じる事業となるゆえに慎重に検討すべきである、とわが会派は考えています。
委員会の審査の結果「不採択すべきもの」となりました。
本会議においても委員長からその報告を行い、本会議の議決も「不採択」となりました。
枚方市議会議員 野村いくよ