5月18日~23日に、市議会議員選挙後、初めての議会が開かれました。
今年度の議長・副議長などの役職や、所属委員会、派遣議員などを決めるのが、第一議案となります。今回、9回目の議長選挙を迎えましたが、初めて投票ではなく、仮議長の指名推薦で議長が決まりました。全会一致ということですね。
わが会派民主クラブから、松浦議長が誕生しました。副議長は、公明党議員団から大森議員がなられました。
私は、文教常任委員会に所属し、委員長を務めることになりました。
教育委員会や、学校教育だけでなく、社会教育、文化財に関すること、スポーツ振興や、市立図書館、市史の編纂に関することが所管となります。
また、一年間、子どもを中心としたかかわりの中でがんばってまいります。
他には、報告案件(専決事項)、議案第1号~第3号と4つの案件がありました。
専決事項として、2011(平成22)年度の国・府の交付金決定のための補正予算が報告されました。
2011(平成23)年度の一般会計補正予算も、専決事項として提案され、承認されました。この補正予算は、東日本大震災に対する寄付金3900万円を予備費から4月15に付けで支出したということと、防災備蓄品購入と、東日本大震災受入避難者生活支援金事業経費として,災害対策費約3300万円が支出されたので、予算が補正されたものです。すでに、東日本大震災には、震災後すぐに、予備費から300万円がとりあえず寄付されていましたが、これで、計4200万円の枚方市からの寄付となりました。
議案としては…
枚方市基金条例の一部改正が行われ、被災地の復興の支援及び被災者の支援を行う資金に充てるため、枚方市災害復興支援基金が設けられました。4月18日から、枚方市として復興支援寄付金を募っていたのですが、その市民からの指定寄付金を、この基金の積立金にする補正予算も議決されました。
他に、枚方市税条例の一部改正も行われました。東日本大震災の被災者等に対する個人市民税に係る特例措置です。1月1日付けで枚方市に住んでおられたら、翌年度に枚方市に対して市民税納付をしなければなりませんが、震災により被災した住宅や家財等に係る損失の雑損控除について、今年度個人市民税での適用を可能とするものです。1月1日以降東日本に転居された方が26人おられるそうで、実際の被災状況はわかりませんが、適用可能ということです。他にも被災者を少しでも救済する意味での特例措置がいくつか設けられています。
復旧・復興への道のりは、まだまだ長いと思われますが、被災者の支援も含めて「できること」を着実に進めていくことが重要ですね。
枚方市議会議員 野村いくよ